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債務整理(さいむせいり)について、はじめから丁寧に・・・

それでは、債務整理について、詳しく見ていくことにしましょう。

 

一言で「債務整理(さいむせいり)」と言っても、実は4つ(過払い金請求を入れると5つ)あります。債務整理というのは、総称のことなのです。

 

よく、「自己破産と債務整理はどう違うのですか?」という質問がありますが、同じです。自己破産は、債務整理の一つ、ということですね(^_-)-☆

 

では、債務整理にはどんなのがあるのでしょうか?
債務整理の5つの方法について、一緒に見ていきましょう!

 

任意整理(にんいせいり)とは?

まず、最初に覚えていただきたいのが、任意整理(にんいせいり)です。 というのも、任意整理が、現在の債務整理の方法の主流だからです。

 

任意整理について、簡単にまとめておきますね。

 

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任意整理とは、裁判所を通さず、交渉で借金減額と返済方法を決める方法

 

はい、いきなりムツカシイですけど(笑)、これをものすごく簡単に言うと、「弁護士(司法書士)さんに相手と交渉してもらって、あなたの借金を減らすこと」ですね。

 

裁判所を通さないのですが、だいたいのラインはありまして、グレーゾーン金利に基づく高い金利を支払った分は、裁判所を通さずとも返還されます(過払金返還)。 そうして、返還された分は、借金の元金部分の支払に充てられるので、これで借金金額がぐっと減ります。

 

でも、もしあなたが借金をしたのが今の法定金利の時でしたら、グレーゾーン金利の部分の減額はなくなりますよね?

 

安心して下さい。 任意整理の交渉では、普通、利息部分(未払い利息や遅延損害金、そしてこれから発生する将来利息も)はカットされるのが普通ですから、借金の元金のみを返せばよいことになり、どのみち、そのまま払い続けるより、支払額は減額できるでしょう。

 

なお、弁護士さんや司法書士さんに債務整理を依頼して、話し合いがまとまる(法的には「和解合意」という位置づけになります)までの間は、業者への支払いは、ずっとストップしたままになります。

特定調停(とくていちょうてい)とは?

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特定調停とは、自分で裁判所に申し立てて行う「私的整理」のこと

 

特定調停(とくていちょうてい)は、調停です。 「調停」ですから、自分で「こんなことで困ってるんですけど・・・」と、裁判所に申し立てて、裁判所に仲介してもらい、相手と話し合う場を作ってもらいます。

 

特定調停の最大のメリットは、「費用が安いこと」。 なぜなら、自分で裁判所に申し立てるからです。
「支払不能に陥るおそれのある場合」に、簡易裁判所に申し立てを行います。

 

あまり借金額が多くない場合に、借金の減額や分割弁済について交渉する場として利用されると、よいでしょう。

 

特定調停は、自分ですべてをやる!くらいの覚悟が必要ですが、どうしてもお金がなく、また覚悟がある方には良い方法だと思います。参考書としては、少し古い本になりますが、金森兄弟の「自己破産せずに借金を返す法」をおすすめいたします。

個人民事再生(こじんみんじさいせい)とは?

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個人民事再生は、会社の民事再生の個人バージョン!

 

民事再生(みんじさいせい)というのは、裁判所に申し立てて、借金の大部分を免除してもらい、経済的再生をはかる法的な整理のことです。

 

再生計画案を提出して、債権者の同意と裁判所の認可を得ます。 個人民事再生だと、破産せずに生活を立て直せるメリットがあります。

 

イメージとしては、会社再建の場合(事業を続け、再建計画を立て、債権者らに同意してもらう)の「個人バージョン」と考えると、わかりやすいでしょう。

 

民事再生の中で、個人を対象にした手続きのことを「個人民事再生(こじんみんじさいせい)」といいます。 
個人民事再生は、住宅ローンを除く借金の総額が5000万円以下で、継続した収入が見込める個人が利用できます。(小規模個人再生)

 

個人民事再生には、上記の「小規模個人再生」のほかに、給与所得者が利用できる「給与所得者等再生」があります。

 

会社員や公務員でしたら、どちらも利用できますが、どちらを取るかで前提条件も返済額も変わってきますから、くわしくは専門家に相談したほうが安心です。

 

また、個人民事再生の手続きは、1)住宅ローンがある場合と、2)住宅ローンが無い場合で異なります。 ご自身やご家族の「住宅を手放したくないのかどうか」というのも、大きな問題になります。

 

住宅ローンも払えない場合

 

マイホームを手放したくない!と思っても、「住宅ローン以外の借金がなくなっても、住宅ローンが払えないとき」は、マイホームはあきらめるしか方法がありません><

 

住宅ローンを滞納したまま放っておいても、数か月くらいは家に居られますが、滞納が3か月を超えて一括返済を請求されて、そのまま何もしなければ・・・家はそのうち競売にかけられます。 

 

ただし、競売でなく、自分で任意売却する方法もあります。 この場合は、自分で出て行く時期を決められます。

 

どちらにせよ、滞納してすぐに退去しなければならないわけではありませんから、競売にかけるまで放っておかず、弁護士さんに相談して、自ら対策を立てるようにしてくださいね。

 

住宅ローンだけなら払える場合

 

住宅ローン以外の借金さえなんとかなれば住宅ローンは払えるのでしたら、「民事再生・住宅ローン特則」が利用できます。

 

民事再生・住宅ローン特則は、住宅ローン以外の借金を減額して、住宅ローンを返済していく方法で、マイホームを手放さなくてもいいのが、最大のメリットです。

 

住宅ローン特則では、住宅ローンの返済計画を記載しますが、住宅ローン債権者の同意を必要とするもの・必要としないものと様々なパターンがありますので、この方法をお考えでしたら、弁護士さんに相談してくださいね!

 

自己破産(じこはさん)とは?

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自己破産は借金整理の最後の切り札!

 

借金整理の最後の切り札が、「自己破産(じこはさん)」です。
めちゃくちゃわかりやすく言うと、自己破産とは、借金の返済ができなくなったときに、裁判所に申し立てて、借金をチャラにしてもらうことです。

 

ただし、そのままチャラというのは都合がよいので、「一定額以上のすべての財産を現金化して債権者に分配するかわりに、残った借金については返済を免除してもらう(=これを免責(めんせき)」といいます)」という考え方をします。

 

申立人(債務者=借金をした人)に財産があるかないかで、手続きが、「同時廃止(どうじはいし)」と「管財事件(かんざいじけん)」とに分かれます。

 

自己破産の手続きは、破産と免責の2つで1セット。 破産の申し立てをすれば、同時に免責の申し立てもしたとみなされます。

 

この場合、財産がある場合は、管財人(かんざいにん=破産者の財産を管理する人)が財産を調査して換金し、債権者集会を開いてから、債権者に分配するので、財産が無い場合より長くかかります。

 

財産が無い場合は、すぐに免責の手続きに入り、破産手続き開始と同時に破産手続きが終了するので「同時廃止」といわれるのです。

 

過払金返還請求(かばらいきんへんかんせいきゅう)とは?

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グレーゾーン金利で6〜7年借りてたら過払金の可能性あり!

 

テレビCMなどで、誰でも一度は聞いたことがあると思うのが、過払金(かばらいきん)です。

 

過払金というのは、文字通り、「払い過ぎた金利」のこと。 消費者金融などで、以前の高い利子である25%〜29.2%(=グレーゾーン金利といいます)でお金を借りて、借金返済するときに、一緒にその高い利子分を払っていた場合に、今からでも請求すれば返してもらえる、というものです。

 

ただし、請求しなければ返してもらえませんし、武富士のように潰れて会社自体がなくなってしまえば、請求先が存在しないので返してもらえません。 

 

また、昨今の事情で、貸金業界も厳しくなってくると、中にはなかなか取引履歴を出してこない業者もいますから、弁護士さんや司法書士さんのような専門家にお願いしたほうが、回収可能性が高まるでしょう。

 

なお、専門家に任意整理をお願いした場合、過払金があるとき、過払金返還請求も一緒にしてもらえます。 そして、戻ってきた過払金を、まず借金の元金に充当するのです。

 

処理的には、任意整理の一つになります。
すべての債務整理のうち、この過払金返還請求だけが、事故情報に載りません。

 

借金を完済していても、後から請求できる「過払金返還請求」ですが、最後の返済から10年を超えると、時効により請求できなくなります。 グレーゾーン金利が廃止されてから、はや数年。 グレーゾーン金利で借入をしていた方で、過払金返還請求ができそうと思われる方は、早めに法律事務所に相談されることをおすすめいたします。

 

 

自分にはどの方法がいいか、よくわからないときは?

さて。 ここまで、債務整理のいろいろな方法について、ざっくりとお話してきました。

 

借金の額、これからの返済、そして、これからどうしたいのか・・・
ご自身の状況を考えて、どの方法がいいのか、今一度、じっくりお考えくださいね。

 

まず相談してみるより、心の整理をされることをおすすめいたします。

 

そして、やっぱり相談してみようと思われたら、相談してみてください。
今より必ず、一歩は前に進めるはずです。

 

あなたが借金生活から脱出されることを、心より願っています。

 

 

 

 

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